こんにちは
スタッフの居川です
寒い日もありますが、だんだん暖かくなってきましたね
日々セッションをしていてたまにお客様が内臓脂肪が気になるとおっしゃることがあるのですが、そもそも内臓脂肪とは何なのでしょう
また昔に比べてお腹周りにお肉が付いてきたという方もいらっしゃるかと思いますが、その原因で多いのが内臓脂肪とも言われていますが、放置しておくとどんどん増えていき、さらに生活習慣病の危険も伴います
そこで今回は内臓脂肪について書いていきたいと思います
まず内臓脂肪とは?
・内臓脂肪とは食事から摂取した栄養(糖や脂質)が消費せずあまって中性脂肪として蓄積され脂肪となってお腹周りを中心に皮膚組織よりずっと深い内臓のまわりついた脂肪の事をいいます
・内臓周辺に蓄積する脂肪は代謝が盛んで血中の脂質濃度を高めて原因になり、またインスリン抵抗性といってすい臓からインスリンの働きを阻害し、脂肪細胞から血圧を上昇させる物質を分泌してその結果、脂質異常・糖尿病・高血圧やメタボリックシンドローム等の生活習慣病と強く関連しているのが「内臓脂肪」といわれています
・また内臓脂肪は年齢とともに付きやすくなる傾向にあります
内臓脂肪は健康にどう影響するのか?
・上に書いたように内臓脂肪は生活習慣病と強く関連していて内臓脂肪が蓄積すると遊離脂肪酸が過剰に分泌され、悪玉コレステロールが大量生成されるために動脈硬化を促進し血管を詰まらせてしまい心筋梗塞や脳梗塞などリスクが高くなります
・脂肪肝の恐れもあります。(脂肪肝が悪化すると肝臓癌の原因になります。また普段お酒を飲まない人でも肝臓に負担がかかり内蔵脂肪が蓄積し病気のリスクが上がります)
さらに認知症のリスクもあるそうです
・日本人は遺伝的要因から普通体型でも内臓脂肪が多いと生活習慣病にかかりやすい
・内臓脂肪方肥満で高脂血症・高血圧・高血糖のどれか2つでメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と診断されます
・ちなみにメタボリックシンドロームの診断基準は男性が腹囲85センチ以上で女性が腹囲90センチ以上です
・血圧を一定に保つ物質の機能が低下、反対に上昇させる物質が分泌し血圧が上昇します
・インスリンの働きがよくない状態が続き血液中の糖質が増えて血糖値が上昇します
ただ内臓脂肪はデメリットだけではありません
内臓脂肪は内臓を正しい位置に保ち、さらに外部からの衝撃からのクッションの役割も果たします。肋骨だけでは内臓を守りきれないため大変重要な役割をです
女性が内臓脂肪がつきやすいのは子宮を守る為とも言われています
内臓脂肪と皮下脂肪はどう違うのでしょう?
・人間の体の2割は脂肪で出来ている。例えば体重70KGで体脂肪が20%なら14KGが出来ています。その大半が
皮下脂肪になります
・体脂肪と言われたら皮下脂肪と考えがちですが、最近話題になっているのは皮下脂肪よりむしろ内臓脂肪の方です。体脂肪とは人の身体についている脂肪の総称のことです、体脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪の2つにわけることができます。皮下脂肪は筋肉と皮膚の間の皮膚組織に蓄えられた脂肪です。一方内臓脂肪は胃腸や肝臓などの臓器の周りにつく脂肪です
・内臓脂肪も皮下脂肪も中年世代以上に多いと言われています。男性はリンゴ型で女性は洋ナシ型が多いを言われています。外見だけでなく原因や性質も異なります
①内臓脂肪:内臓脂肪は内臓周辺に蓄積し、上半身に多く脂肪が付きやすいが減らしやすい、血圧・血糖・コレステロールなど複数の健康を抱えやすい、男性に多く体型がりんご型の肥満になりやすいといわれています。内臓脂肪はカロリーオーバーなどの不注意で簡単に蓄積されてしますのですが、食事制限や有酸素運動で簡単に減らせるため「普通預金」と呼ばれています
②皮下脂肪:皮膚と筋肉の間に脂肪が蓄積し、下半身に多く脂肪が付きやすい、脂肪がジワジワ付き減らし難く、二の腕・お尻・太ももに脂肪が付きやすく女性に多く体型が洋ナシ型の肥満になりやすいと言われています。皮下脂肪は血管を通って肝臓に入るまでの間に、エネルギー源として筋肉などに使われるので肝臓に悪影響はないと言われています。しかし内臓脂肪は脂肪酸に分解された後、直接肝臓に取り込まれるので肝障害を及ぼすことが多くなります。また皮下脂肪はなかなか付きにくいものの、いったんついてしまうとなかなか落ちないことから「定期預金」とも言われています
・「太りやすくなった気がする」「食べる量が変わってないのに」など中高年が感じやすい身体の変化は基礎代謝の低下が関係してます。40代男性の「3人に1人」が肥満、女性は「年齢とともに太りやすい傾向に(平成24年国民栄養調査)BMI25以上が男性3人に1人以上、女性は年齢とともに増加傾向
※基礎代謝が低下する事により摂取した栄養を消費しきれなくなり脂肪が付きやすくなります
・内臓脂肪も皮下脂肪も1㎏に蓄えているエネルギーは同じ7000㎈ですが、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪の分解と合成を活発に行っています。体内でエネルギーが不足すると、すぐに分解されて身体のエネルギー源になります。つまり効率的にとりくめば皮下脂肪より先に落ちます
内臓脂肪の付く原因は?
・内臓脂肪が付きやすい人は動物脂肪をよく食べてカロリー摂取が多い食生活の人や普段からあんまり運動しない人は内臓脂肪が落ちにくいです
・睡眠不足も体内時計を混乱させて脂肪を蓄積させるホルモン分泌を促進する
・自律神経の乱れは体内の脂肪燃焼と脂肪貯蔵をコントロールしている交感神経の働きが低下して脂肪がつきやすくなります
・お酒の飲みすぎも原因に!ビール・日本酒やカクテル等は糖分が多く、消費しきれない部分が脂肪になりやすく、アルコール自体も食欲を高めるホルモンを分泌させるため結果的に内臓脂肪増加につながります
・加齢による基礎代謝の低下何もしないでいると、年齢とともに筋肉が衰えていき、同時に基礎代謝も低下していきます。そのため食事内容が変わらなくても脂肪が付きやすくなっていきます
内臓脂肪の対策は?
・メタボリック症候群の対策としては食生活の改善と運動の両方からのアプローチが効果的です
・内臓脂肪は運動によって減らしやすい特徴ががあり脂肪を効率よく燃焼させるのがウォーキング、アクアサイズ(水中運動)、軽めのジョギング、エアロバイクなどの有酸素運動です。現代人が慢性的な運動不足になっている最大の原因は歩かないことです。まずは手軽なウォーキングからはじめてみてはいかがでしょうか?運動時間をまとめてとれない方は10分程度のウォーキングを1日数回繰り返す方法でも、同じ効果が得られます。仕事をもっている人でも一つ手前の駅で降りて歩く、昼休みに歩く、夕食後1~2時間に散歩がてら歩くなどの工夫をしてみましょう。最近では坂道や階段を歩くスローピングも注目されています。足腰が弱っている場合には、浮力を利用したプールでのアクアサイズも適しています
・筋力トレーニングも効果的で重い物を持ち上げる必要はないので腕や脚に軽い負荷をかけで筋肉量を維持するのが目的なので無理のない形でやることがおすすめです
・食事で内臓脂肪が付きにくくするポイントとしては、まず早食いをしない。早食いすると脳の満腹中枢が働く前に必要以上に食べてしまう、食物繊維の多い野菜・海藻・キノコ・豆類など噛むことで満腹中枢を刺激して早い段階で食欲をストップできる。野菜を大きめに切ることが早食いしないコツです
食事は以下のものがおススメです
・お酢は脂肪を落としてくれるたんぱく質を産み出してくれます
・玄米・大豆・トマト・オクラ・ひじきには脂肪を燃やすアディポネクチンという物質が含まれています
・和食はご飯と味噌汁を基本にご飯が何にでもあうので自由におかずを追加して栄養バランスが簡単に取れるます
・魚を週4回食べると良いです。青魚に多く含まれるDHAとEPAは中性脂肪を減らすことで内臓脂肪を付きにくくしてくれます。DHAとEPAは背中の青いサバ・サワラ・イワシ・サンマなど特にサンマの塩焼きはEPAとDHAを2日分以上(DHA1日分1~1.5gが理想、小イワシ2匹、サンマの塩焼き半匹分、刺身のトロ4~5切れ、ブリ6~7切れが1日分)が摂取できます
・肉、乳製品を控える。これらの食品はコレステロール値を上げやすい。脂肪量は牛>豚>鶏の順に多く鶏肉がたんぱく質量も高く低脂肪でオススメです。調理方法は揚げる>焼く>煮るといった順番に脂肪量が多くなっています
・食物繊維を沢山摂りましょう
食物繊維は体内の余分な糖分や脂肪、消化されないかった老廃物を取り込んで体外に排出してくれるといった働きがあります
実験で水溶性の食物繊維を1日10g(小さいりんご2つ・グリーンピース1カップ・ピント豆2分の1カップに相当)をとり続けた結果、5年後内臓脂肪を3.7g減らせたというデータもあります
・大豆製品を毎日食べるのも良いです。大豆は内臓脂肪を悪い物質の作用を抑えて脂肪の分解を進める成分があるそうです。(まだ研究段階)
・内臓脂肪を減らす食事のコツは、まず腹八分目を心がける・間食を控える・よく噛んで20分以上かけてゆっくり食べる・お酒は程ほどにする・脂肪類を多く含む肉類や糖類を控える・ビタミンやミネラルを多く含む野菜や海藻類を多く摂るように心がけるなどです
・茶カテキンは脂肪分解と消費に働く酵素の活性を高める効果があります
皆さん、いかがでしたか?
当ブログをご覧になって内臓脂肪が健康にどう影響するか?内臓脂肪は運動することによって落とせる物かと分っていただけたかと思います
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